基本用語
暗号資産の世界には独自の用語がたくさんあります。ここでは、初心者にとって重要な基本用語を解説します。
2.1. ブロックチェーン
ブロックチェーンは、暗号技術を用いてデータを分散して記録・管理するデータベースのことです。取引や契約の履歴がブロックと呼ばれる単位でチェーン状につながれ、改ざんが困難な特性を持っています。
2.2. 暗号資産(仮想通貨)
暗号資産は、デジタル資産の一種であり、ブロックチェーン技術を基盤としています。ビットコインやイーサリアムなど、多くの通貨が存在しています。
2.3. ビットコイン
ビットコインは、2009年にサトシ・ナカモトという人物(またはグループ)によって作られた最初の暗号資産です。デジタルゴールドとも呼ばれ、他の暗号資産と比較して最も高い市場価値を持っています。
2.4. アルトコイン
アルトコインは、ビットコイン以外の暗号資産の総称です。イーサリアムやリップルなど、さまざまな特徴や用途を持った通貨が存在しています。
2.5. ウォレット
ウォレットは、暗号資産を保管・管理するためのデジタルツールです。ハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットなど、さまざまな種類があります。
2.6. プライベートキー
プライベートキーは、暗号資産の所有権を証明し、取引を承認するための秘密の数字・文字の組み合わせです。他人に知られると資産が盗まれる可能性があるため、厳重に管理する必要があります。
2.7. パブリックキー
パブリックキーは、暗号資産のアドレスとも呼ばれ、他の人があなたに資産を送る際に使用される公開された数字・文字の組み合わせです。
2.8. マイニング
マイニングは、ブロックチェーンネットワークにおいて新たな取引のブロックを生成・検証するプロセスです。報酬として新規に発行される暗号資産を獲得できます。
2.9. ハッシュレート
ハッシュレートは、マイニングにおいて特定の時間内に処理されるハッシュ関数の回数を表す単位です。高いハッシュレートは、マイニングの効率や競争力を示す指標となります。
2.10. コンセンサス
コンセンサスは、ブロックチェーンネットワーク内の参加者が同意を形成し、取引の正当性やブロックの追加を承認するプロセスです。代表的なコンセンサスアルゴリズムには、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)とプルーフ・オブ・ステーク(PoS)があります。